ソニーの重要なサステナビリティトピック
重要なサステナビリティトピックの特定
ソニーは、事業を通じて感動を生みだすとともに、社会と地球環境が抱える課題に対応していく明確な姿勢と行動がステークホルダーから求められていると認識しています。サステナビリティ経営を進める上で優先的に取り組む事項を明確にし、継続的に推進していくことが重要と考えています。
中長期的な視点で、ソニーのサステナビリティ活動を社会環境の変化やステークホルダーからの要請などに応じたものとするため、定期的にソニーの重要なサステナビリティトピック(重要トピック)を分析・特定し、その重要性について見直しています。
2025年度の見直しにおいては、「Creative Entertainment Vision」や「Sonyʼs Sustainability Vision」、中長期的な社会の変化および多様なステークホルダーのニーズを踏まえ、ソニーが社会・環境に対して与える影響、または社会・環境からソニーが受ける影響の観点から評価し、経営層との議論を経て、「多様性」「人権の尊重」「気候変動」を重要トピックとして特定しました。
重要トピック特定プロセス
Step 1:サステナビリティトピックの抽出・整理
社内外の情報や文献をもとに、ソニーにとって関連性が高いサステナビリティトピックを選定しました。これらのトピックの選定にあたっては、「CSRD (企業サステナビリティ報告指令)」の「ESRS (欧州サステナビリティ報告基準)」やサステナビリティ会計基準審議会 (SASB) の「SASBスタンダード」など、国際的なサステナビリティに関する基準を参考にしています。
Step 2:社会・環境およびソニーへの影響の評価
「Step 1」で抽出・整理したトピックについて、「Creative Entertainment Vision」や「Sonyʼs Sustainability Vision」、中長期的な社会の変化および多様なステークホルダーのニーズを踏まえ、ソニーが社会・環境に対して与える影響、または社会・環境からソニーが受ける影響の観点から、評価しました。
Step 3:重要トピックの特定
「Step 2」で実施した評価結果に基づき、経営層および経営会議のレビューを経て、CEOの承認のもと、重要トピックを特定しました。特定した重要トピックは取締役会へ報告しています。
重要トピック特定の背景
・多様性:ソニーにとって多様性は、創業以来大切にしてきた価値であり、イノベーションの源泉です。異なるバックグラウンドをもつ社員の交錯により新たな事業が生まれ、事業の多様化が人材の活躍の場を広げることで、社員と会社はともに成長してきました。持続的な価値創造を実現するためには、属性および経験の多様性の進化、ならびに異見(異なる意見)を活かすリーダーシップと企業文化を醸成することが重要であると考えています。また、多様性に関する社会課題への企業の取り組みにも期待が高まっており、グループ全体で社内外の課題解決に向けた取り組みをより一層推進していきます。
・人権の尊重:ソニーは、そのグローバルな事業活動において、人権への潜在的な影響があることを認識しています。すなわち、ソニーのバリューチェーン全体において人権を尊重し、ソニーの事業活動との関係が直接的か間接的かにかかわらず、潜在的なものも含めて人権への負の影響に対処することは、ソニーが果たすべき責任として幅広いステークホルダーから求められているものと認識しています。近年の人権の尊重に関連する外部環境の変化も踏まえ、ソニーとしてもより一層取り組みを強化することが重要と考えています。
・気候変動:ソニーは、気候変動による影響の顕在化と、脱炭素社会への移行は全ての企業にとっての重要課題であること、また、自社の環境負荷などを低減していく「責任」と、多様な事業や技術を生かして行う「貢献」の両面から、幅広いステークホルダーからの環境への取り組みに対する期待が高まっていることを認識しています。ソニーの企業活動は、あらゆる生命の生存基盤である地球環境が健全であって初めて成り立つものであり、気候変動対策をはじめとする環境への対応が重要と考えています。