| 国情報 | |
|---|---|
| 首都 | キガリ |
| 人口 | 973万人 |
| 面積 | 26,300km2 |
| 公用語 | ルワンダ語(キニワルワンダ語)、英語、フランス語 |
| 主要産業 | 農業(コーヒー、茶など) |
| 5歳未満児死亡率 | 103/1,000人 |
| 改善された水資源を利用する人の比率 | 66% |
| 平均寿命 | 46歳 |
| 1人あたりのGNI(国民総所得) | 320米ドル |
| 1日1.25米ドルで暮らす人の比率 | 57% |
| 識字率 | 男性79%、女性77% |
| 児童労働に携わる子どもの率 | 35% |
Data as of 2007, UNICEF
ルワンダの西部州の都市、ギセニで行われたワークショップに参加したのは、地元の学校やユニセフが支援する学校などへと通う10~16歳の男女20人。障がいを持った子や孤児なども含め、さまざまな背景をもつ子どもたちが参加しました。
5日間のワークショップのうち、最初の2日間は写真撮影の基礎的な技術をみっちり学びます。今回のワークショップを率いるのはイタリア人のカメラマン、ジャコモ・ピロッツイ。子どもたちは、カメラの基本的な操作の方法から始まり、画面の構成や主題の配置、光の方向や量などの技術に加え、アルミ箔を貼った反射板の使い方や、望遠や広角レンズの使い分けといった専門的なテクニックも教わりました。
何を撮影するかを決めるのも重要な作業です。自分たちの社会にはどんな問題があるか、写真によってどんなことを表現したいかを話し合います。こうして社会の課題を共有することも、このワークショップの目的のひとつだからです。
3~4日目は、いよいよ町に出て撮影。グループごとに選んだテーマ、「マラリア」「貧困」「環境」「遊ぶ権利」を撮影するのに適した場所へと向かいます。
ジャン・クロード(14歳)は、石炭の調理器具から出る煙が目に人って困っている子どもの様子を撮影しました。病院を訪れたジョセフ(15歳)とブルース(13歳)は重病人の苦しみを目の当たりにしました。産婦人科で、患者たちは長い時間待たされていました。
子どもたちは、自分たちの国の発展の様子を撮影したいと思っていました。しかし、彼らには社会にある格差を無視することはできませんでした。 1994年に起きた大虐殺では100万もの人々が命を失いました。内戦は14年前に終結したものの、戦争の傷跡はいまだに多くの人々に残っています。10万人以上の子どもたちが、保護者となる大人がいない状況で生活をしているのです。
最終日となる5日目は、撮影した写真にタイトルやコメントを付けた後、写真の発表を行いました。友だちの写真がスクリーンに映し出されると、会場は明るい笑い声で包まれます。しかし、栄養不良の赤ちゃんや、学校に行かない子どもたちの写真が現れると、見ている子どもたちの間からも、うめき声が聞こえてきました。「本当は楽しい写真を撮りたかった」。参加者のひとりが言いました。「でも、家が貧しくて、学校に行くかわりに働かねばならない子どもたちだって1人も無視することはできないんだ」。
(ワークショップ実施:2007年)
All images ©UNICEF/G.Pirozzi