EYE SEE TOHOKUは、震災から約8カ月が経った11月から約1カ月の時間をかけて、岩手県・宮城県・福島県の三県で開催されました。
| 被災状況 | |
|---|---|
| 死者 | 16,064人 |
| 行方不明 | 3,336人 |
| 震災孤児 | 1,330人 |
出典
2011年3月11日14時46分。
マグニチュード9.0の巨大地震が東日本を襲いました。地震によって発生した津波により南北500キロにも及ぶ海岸が被害を受け、美しい東北地方の風景は一瞬にして姿を変えてしまいました。
ワークショップに参加したのは小学生から中学生までの合計27人。世界中の子どもの写真を撮影しているイタリア人の写真家ジャコモ・ピロッツィ氏が講師となり、彼の写真を教材にしながら、世界の子どもたちの暮らしや直面している問題について学ぶとともに、写真を使って自分の気持ちを表現し、自分たちが暮らす町の様子をルポタージュするために必要なテクニックを学んでいきました。
今は瓦礫置き場と化してしまったかつての遊び場、学校の校庭に建てられた仮設住宅とそこに暮らす人々の表情、新設された仮設商店街で働く人たちの笑顔、家でくつろぐ家族の姿……。子どもたちは震災の被害の大きさや暮らしへの影響のほか、復興に向けて汗を流す人や家族や友だち、美しい海辺の風景など、自分たちが大切に感じるものを一つひとつカメラに収めていきました。
それは、子どもたちが自分自身の心の内にあるものに気づき、表現していくプロセスでもありました。
写真からは、子どもが生活の中で何を考え、何を感じているのか、ダイレクトに伝わってきます。彼らの目を通した世界は、多くのことを語っています。