SSSとSCKって、何が違うの?ソニーの半導体領域を担う両社の魅力を、エンジニアのリアルな目線でお伝えします!

ソニーのイメージング&センシングソリューション事業(半導体領域)を担う、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社(以下、SSS)とソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社(以下、SCK)。みなさんは、この二つの会社がどのような役割を持ち、どのように連携し、どのような魅力があるのか知っていますか?
今回はSSSとSCKからそれぞれ人事とエンジニア1名ずつ、計4名にインタビュー。それぞれの会社の役割、そして現場のエンジニア目線でのリアルな業務の魅力をお聞きしました!

- 五十嵐 菜々子

- 渡部 優基
グループ一体となって製品をお客様に届ける。
── SSSとSCKはそれぞれどのような役割を担っているのですか。
熊谷:SSSが担うのは、研究開発と商品企画、営業やビジネスの部分です。新しい要素技術の研究開発や、顧客の要望や最先端の技術を取り入れた製品の企画などを行っています。実際の量産化に向けた商品開発や、製品化した後の品質保証などはSSSとSCKが一緒に担当しています。
森:SCKは、プロセス開発やデバイス開発から量産・製造までのものづくりの部分を主に担当しています。新たな製品をどのように量産していくかという製造技術の開発や量産段階での品質、生産性の改善などはSCKが中心となって行っています。

── 研究・開発と量産・製造で役割が分かれているというイメージでしたが、完全な分業というわけではないのですね。
熊谷:デバイス・プロセス技術の研究開発や、回路や画素など、基盤となる要素の開発はSSSが中心となって行うのですが、その段階から商品化を見据えた検討を行うため、SCKも入って開発を進めています。上の図の通り、SSSとSCKで役割の違いはありますが、それぞれ高い専門性を持ったエンジニアがコミュニケーションを取りながら、一体となって開発を行っています。
森:もちろんSSSには技術力や専門性の高いエンジニアがたくさんいますが、SCKも製造エンジニアだけでなく、プロセス開発・デバイス開発を担うエンジニア、工場を動かすためのITエンジニア、データサイエンス、AIなどの知識やスキルを持ったエンジニアが設計開発の段階から活躍しています。
半導体製造のプロセスは細かく分けると100工程以上にもなると言われています。その工程一つ一つに対する専門家もいれば、それらをつないでプロセスを確立する専門家もいます。SSSとSCKの双方で、多種多様な専門性やスキルを持ったエンジニアが活躍しているんです。

コミュニケーションが活発な、和気あいあいとした雰囲気の職場。
── エンジニアであるお二人の担当業務を教えてください。
五十嵐:SSSで、イメージセンサーに光を集める部分の構造の開発を行っています。数年先の需要を見据えながら開発の計画を立て、実際に試作評価を繰り返したのち、製品に組み込むことが決まったらSCKに受け渡すというところまでを担当しています。
相原:SCKで、イメージセンサーの製品化・量産化を行っています。製品のコンセプトを考える段階から、そこに組み込む要素をSSSと協力しながら選定していき、工場での製造工程を確立し、量産につなげて実際にお客様へ届けるところまでを担当しています。
── お二人は現在同じプロジェクトに携わっているとお聞きしました。
相原:今まさに五十嵐さんと連携して半導体製品の開発を行っています。五十嵐さんたち研究開発チームが開発した要素技術の中から製品に取り入れるものを選び、開発と量産という二つの視点から要件を確認し、実際にイメージセンサーを試作評価しています。
五十嵐:イメージセンサーの試作評価には数か月かかります。そのため一本だけ試作評価を行うのではなく、条件を変えて複数の試作評価を並行して行っています。試作品が完成するのを待つ間に、すでに完成している他の試作品について、相原さんをはじめさまざまなエンジニアとやり取りしながらフィードバックを行い、また条件を変えて試作するという流れを繰り返しています。

── まさにSSSとSCKが一体となって作り上げているのですね。お二人の職場はどのような雰囲気なのですか。
五十嵐:和気あいあいとした、和やかな雰囲気です。業務中もちょっとした相談などで気軽に話しかけられますし、大きなプロジェクトが終わったときや、新人研修が終了したときなどには同僚と食事に行くこともあります。
また、これはソニー全体に当てはまると思うのですが、年齢や社歴に関係なくコミュニケーションを取りやすい環境だと感じます。新人と部長が議論するという場面も見かけます。
相原:SCKも同じように和やかな雰囲気で、休日に会社の先輩と遊びに行くこともあります。採用人数がどんどん増えているので、若い世代が多いです。
── 楽しそうですね!そういえば今日の取材場所の厚木オフィスもきれいですよね。
五十嵐:そうですね。コーヒーサーバーの近くにソファなどが置いてあって、リラックスしてコミュニケーションが取れるような場所もあります。地域としてもとても便利で、お店も多いですし、駅周辺は飲食店で賑わっています。ちょっと離れると自然が豊かで、地方出身で都会のごみごみとした感じが苦手な私にはぴったりだなと思っています。社員食堂で提供される食事も美味しいです。


── 私も今日、食堂で昼食を食べました!とても美味しかったです。
五十嵐:メニューの種類もたくさんあって、お昼は美味しいものを食べる息抜きの時間です。
熊谷:種類は本当に豊富で、夕食限定メニューなんかもあります。
── 魅力的ですね!相原さん、長崎はどんな雰囲気なのでしょうか。
相原:とても自然豊かな場所です。最近オフィスの改革も行われて、ドラマでよく見るようなおしゃれな雰囲気になっています。五十嵐さんもきっと気に入ると思います。

※ ソニーセミコンダクタソリューションズグループのオフィスについてさらに知りたい方は 「採用サイト/オフィス環境」 のページへ。 Discover Sony関連記事については 「ソニーで働く若手社員の1日に密着!【厚木テクノロジーセンター編】」 のページへ。
五十嵐:実は12月から出向になり、SCK長崎で開発業務に携わる予定です。実際にSCKで製品を作っているところを見て、現場を知ったうえで研究開発を行うことを会社としても重要視していて、そのような人材を増やそうという意識があります。
熊谷:若手からベテランまで年齢にかかわらず、SSSからSCK、SCKからSSSにそれぞれ100名以上の社員が出向しています。出張も含めればもっと多くの人数が動いています。特に五十嵐さんや相原さんのようなデバイス・プロセス領域の方はSSS・SCKをまたいだ仕事の仕方をしています。

活発なコミュニケーションと、技術に対するシビアさ。それがソニーの魅力。
── お二人が入社されたきっかけは何ですか。
五十嵐:大学では半導体の光物性について研究していたので、それを活かすことができて、かつ世界的に事業を展開している国内の会社という観点でSSSを選びました。自分が関わったものが世界中に出ていくという点に魅力を感じました。
相原:実は大学時代は通信系の研究をしていて、現在の業務と直接関係があるわけではないのですが、SCKに入社した先輩からの情報でイメージセンサーの世界市場が成長していきそうだと感じたのがきっかけの一つです。説明会に参加した際もイメージセンサーの市場シェアでソニーが首位にあると聞いて、世界的な企業で働きたいと思い、入社を決めました。
── 説明会やインターンシップではどのような印象を受けましたか。
五十嵐:就職活動時はコロナ禍で、説明会はすべてオンラインだったのですが、社員がとても明るく、フランクで話しやすそうだなという印象が大きかったです。
相原:私は対面で説明会に行ったり面接に臨んだりしたのですが、やはり社員がフランクな雰囲気で話しやすかったですし、社員同士の仲がとても良く、楽しそうな職場だなと感じました。

── 入社前のイメージと入社後のギャップはありますか。
五十嵐:職場の雰囲気は入社前から抱いていたフランクなイメージのままでした。ただ、技術レベルが高いなというのは入社した後に感じたことの一つです。面接のときから自分の研究内容に対して、教授からもされたことのないような鋭い質問が飛んでくるということはあったのですが、職場で技術的な議論が活発に交わされているのを見て、とてもいい環境だなと思いました。
相原:私も五十嵐さんと同じように、楽しい雰囲気や社歴に関係なくコミュニケーションが活発であることなどは入社前のイメージと変わらなかったですが、仕事に対してシビアなところがあるのは入社後に気づいた魅力です。はじめは気圧された部分もありますが、やってやろうというモチベーションにもなりました。
森:説明会やインターンシップでは、職場のリアルな雰囲気を知ってもらえるように努めています。インターンシップでもSCKでのプロセス開発、デバイス開発などの業務を体験できるので、そこでの技術に対してのシビアさと、フランクでコミュニケーションが活発な雰囲気が伝わればと思っています。

一人ひとりの「欲しい」に寄り添う開発を続けたい!
── ご自身の業務の最大の魅力は何でしょうか。
相原:自分が担当した製品が世の中に広く出ていくという点がやはり魅力だと思います。それこそ身近な人が音楽ライブや旅行でソニーのカメラを使って「こんな写真が撮れたよ!」と言ってくれたときは、とてもうれしい気持ちになります。
五十嵐:私も身近な人の手に届くものを作ることができる点は魅力に感じています。また、最初のアイデア出しから担当して、そのアイデアが採用され、試行錯誤を経て形になる瞬間の喜びは、ものづくりの一番の魅力だと思います。
── 会社としてはどのような魅力があるのでしょうか。
熊谷:人の魅力というのはSSSとSCKに共通していると思います。一人ひとりが技術に対して熱心で自信を持っていますし、自分がソニーの半導体を支えているのだというプライドを持って業務に取り組んでいます。いろいろな技術を組み合わせ、一つのものを創り上げ、それが世界中のお客様のところで社会実装されていく企業で働くことは、社員にとってすごく大きな魅力だと感じています。
加えて、最先端の技術に関わることができるという点もSSSグループの大きな魅力です。半導体に必要となるさまざまな分野の専門家たちが最先端の研究を行う環境なので、社員としても学びは多く、非常に面白い会社だと思います。
森:SCKでは最終的にお客様の手に届くものを作ることができることが魅力だと思います。相原さんのようなエンジニアが作ったものが、数週間後には世界中の人たちが使っているかもしれない。自分が携わったものが、何億個も生産され、世界中に届いていくという規模の大きさも魅力の一つです。それを実現しているのはSCKの量産・製造技術のレベルの高さなので、エンジニアの専門性の高さでもSSSと遜色ないと思います。
── とてもやりがいがありそうですね!SSSとSCKの業務にはどのような人が向いていると思いますか。
五十嵐:何がやりたいかをしっかり持って取り組むことができる、主体性のある人に向いていると思います。会社として一人ひとりが軸をもって積極的に意見を出し合っていくという姿勢を重要視しているので、積極的にアイデアを出して、それが失敗してもめげずに取り組み続けられるような人におすすめです。
相原:私も同じく、失敗してもめげない人にぴったりだと思います。負けたくない、これができないと嫌だというように、言われたことをただやるだけじゃなく、自分がやりたいことがしっかりしていて、それに挑戦し続けられる人に向いていると思います。好奇心が強くて、かつ積極的に取り組める、そんな人におすすめです。

<編集部のDiscover>
僕自身、SSSとSCKで役割がどのように分かれていて、どのようなエンジニアが活躍しているのか知りませんでしたが、今回の取材でそれぞれの会社にそれぞれの魅力があり、両社が世界に誇る技術力や専門性をもって、密に連携しながら半導体の製造に携わっていることがわかりました。
実はエンジニアのお二人は普段オンラインでやり取りしているため、対面で会うのは初めてとのことだったのですが、取材中もとても明るく和やかな雰囲気で、日頃コミュニケーションを活発に行っている職場や人間関係であることがうかがえました。世界をリードするソニーの半導体事業、みなさんもぜひ説明会やインターンシップに参加してみてください!












