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【ソニーのヒトってどんな人? Vol.10】技術と人のストーリーを引き出し、届ける。組織の枠を超えて広げる、コミュニケーションの可能性

Culture

ソニーグループ(以下、ソニー)社員の「その人らしさ」に迫る連載企画。それぞれの個性をMy Work(仕事内容)、My Passion(仕事への想い)、My Sony(自分にとってのソニー)、My Future(将来の展望)の4側面からクローズアップしていきます。
今回は連載企画第10弾として、総合電機メーカーでの事業企画や広報、IR経験を経て2023年にソニーに入社した丸谷さんにインタビュー。現在は技術戦略部門での社内コミュニケーション業務に加え、2025年には食品メーカーとの企業間相互副業プログラム※1に参加し、今年5月からはキャリアプラス制度※2を利用してグループ採用課での業務も兼務する丸谷さんに、多様な仕事経験とキャリア観について伺います。

※1企業間相互副業プログラムとは、会社の枠を超えて相互に社員の副業を受け入れるプログラムのこと。

※2キャリアプラス制度とは、本来の担当業務を続けながら、業務時間の⼀部を別の仕事に充てることができる新しいキャリア開発・成⻑⽀援制度のこと。

丸谷 愛

My Work <技術にまつわるストーリーを引き出し、新たなコラボレーションの種をまく>

── 現在主務として担当されている業務について教えてください。

技術戦略部門において技術に関する情報発信を担当しています。ソニーの社外テクノロジーサイトにおける業務を経て、現在は「Sony's Technology Exchange Portal(以下、STEP)」という技術に関する人・活動・知見をつなぐ社内ポータルサイトの企画・制作・運営を担っています。加えて、ソニーグループ内の技術交換会である「Sony Technology Exchange Fair(通称:STEF)」※3やエンタテインメント事業に携わる社員やクリエイターが集い、技術交流や共創を促進するイベント「Sony Entertainment Technology Showcase(通称:SETS)」※4のPR業務、またグループ横断の技術者コミュニティである「技術戦略コミッティ」※5、ソニーグループの技術戦略推進や人材育成を担うトップエンジニア制度「Corporate Distinguished Engineer」※6の活動などをコミュニケーションの側面で支援しています。

※3 STEF 2025に関する詳細はこちらをご覧ください。
クリエイターとともにイノベーションの創出を促す、ソニーの技術交換会 STEF 2025
※4 SETSに関する詳細はこちらをご覧ください。
エンタテインメントと技術が出会う場所ー Sony Entertainment Technology Showcaseの歩み
※5 技術戦略コミッティに関する詳細はこちらをご覧ください。
技術戦略コミッティ 座談会 - コンテンツ技術戦略コミッティ -
※6 Corporate Distinguished Engineerに関する詳細はこちらをご覧ください。
Corporate Distinguished Engineer

── 幅広くさまざまな業務に携わっていらっしゃいますが、なかでも特に力を入れて取り組まれているものはありますか?

私が立ち上げから関わらせていただき、思い入れがあるのはSTEPです。サイト内の新しい企画もいくつか手掛けています。たとえば「研究開発の舞台裏」は、表面的な技術情報だけでは伝わりきらない、開発における苦労ややりがい、チームの雰囲気、今後のビジョンなどを記事にしてストーリーとして届ける企画です。これまで他の企画を含めて、国内外の100名以上の技術者の方にインタビューを行ってきました。記事を読んだ社員のみなさんに刺激や新しい気づきを得ていただき、そこから新たなコラボレーションに繋がってほしいという強い思いを持って制作しています。
さらに、会社の経営方針であるエンタテインメント領域への注力を踏まえ、技術がエンタテインメント事業でどのように活かされているのか、また今後どのような可能性があるのかをわかりやすく伝えるために、技術に関するトップメッセージの発信や、技術イベントに関連した記事制作なども行っています。

Sony‘s Technology Exchange Portal (STEP)
松本義典さん(前・ソニーグループ株式会社 執行役員 コーポレートエグゼクティブ)イベントの事後インタビュー
SETS-LA 2026における取材活動での一コマ

── 100名以上とはすごいですね!そんな多忙な中、さらに「キャリアプラス」制度を利用してグループ採用課での兼務も始められた背景は何だったのでしょうか。

実は、以前からこの「Discover Sony」の愛読者だったんです。ソニーの強みである多様性を、社員一人ひとりの姿を通して等身大で発信している点に魅力を感じていました。また、主務ではSTEPの企画・運営に携わっていますが、いわゆるオウンドメディアに携わった経験はこれまでになく、Discover Sonyに関わることで得られるものがあるのではないかと考え、キャリアプラス制度を使って応募しました。
現在は、インターン生が企画した記事のサポートや取材への同席などを行っています。今後は私が主務の方で関わりのある技術職の方々はもちろん、さまざまな職種の方を紹介する企画にも携わり、多角的に社員のみなさんの魅力を引き出していきたいです。

My Passion <広報・IRの知見を生かして、企業の価値を正しく届ける>

── 前職では事業企画・広報・IRなど幅広く経験されていますが、「伝える」仕事に興味を持つようになった原点はどこにあるのでしょうか。

最初のきっかけは、学生時代に経験した中国への短期留学かもしれません。そこで日本企業の看板や製品を目にして日本企業の技術力の高さに誇りを感じるとともに、「技術で社会に貢献したい」という思いを漠然と抱くようになりました。
その後、前職である総合電機メーカーに新卒入社して製品企画や新興国向けの海外事業の推進などに関わることになるのですが、その際、自社の製品やソリューションの強みだけではなく、企業価値を正しく伝えることの難しさを痛感しました。それがきっかけで企業ブランディングの活動に興味を持つようになり、広報やIRの業務に携わるようになりました。

── 広報・IRでのご経験は、現在の仕事やキャリアにどう生きていますか?

前職での広報・IR業務を通じて「ストーリーを語ることの重要性」を学びました。例えば事業ポートフォリオの最適化に関する案件を発信する際も、事実や数値を示すだけではなく「会社としてどのような姿を目指しているのか」という背景や思いをストーリーとして伝えることで、メディアや投資家の方々に深く理解していただけると感じました。そして、それは現在の社内向け情報発信でも全く同じで、新しい技術の裏にある開発者の思いをストーリーとして届けることが、ソニー独自の強みや新しいイノベーションに繋がっていくと信じています。

My Sony <Purposeへの共感と、多様性が生きるカルチャーに惹かれて>

── あらためて、ソニーへの入社理由についても教えてください。

企業としてさまざまな魅力がありますが、最終的な決め手となったのは、Purpose※7の存在です。企業のPurposeに「テクノロジー」という具体的な言葉が含まれているのは、なかなか珍しいことだと思います。「技術で社会に貢献したい」という思いを持っていた私にとって、このPurposeに深く共感するとともに、技術やそこに関わっている方々の思いを発信することでより良い社会をつくっていきたいと考えました。

※7ソニーは、「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす。」というPurposeを掲げています。

── 実際に入社されてみて、ソニーのカルチャーについてどう感じていますか?

入社して驚いたのは、社内の情報発信がとても充実していることです。私が立ち上げから関わっているSTEPは、社内に点在する技術情報を集約し、さらにエンタテインメントと技術を繋ぐプラットフォームを目指していますが、そもそも整理が必要になるほど活発に情報発信が行われているというのは素晴らしいことです。ソニーには、トップのメッセージから現場の取り組みまで、魅力的な活動や人に溢れています。そして、Discover Sonyもその一つですが、多様な社員がいきいきと活動し、それを発信するカルチャーが根付いていると感じます。

My Future <行動変容を後押しし、イノベーションのきっかけをつくりたい>

── 丸谷さんご自身の今後のキャリアについてどのようにお考えですか?

自分がこれまで培ってきた知見やコミュニケーションの強みを生かして、組織の枠に囚われず社会に貢献したいと考えています。そうした思いから昨年、食品メーカーとの企業間相互副業プログラムにも参加しました。前職時代に経験した危機管理広報の知見が、これまでそうしたご経験が少なかった他社様のお役に立てればと考えたからです。
自身の経験やスキルの幅を広げるとともに影響範囲を広げ、社内に留まらず、広く社会に貢献できる働き方をこれからも大切にしたいです。

── 今後、ソニーで挑戦していきたいことや目標があれば教えてください。

情報発信を通じて、社員のみなさんの行動変容を後押しすることです。たとえば、記事を読んでソニーの魅力を再発見いただくだけでなく、そこから「記事で紹介されていた方に連絡をとってみた」「記事がきっかけでプロジェクトが立ち上がった」といった具体的な行動にまで繋げていただけたら、これほどうれしいことはありません。
グループ内でまだ知られていない技術やそこに関わる多様な人、活動を繋ぎ、組織の枠を超えた新しいイノベーションのきっかけを作っていけたらと思っています。

<編集部のDiscover>
丸谷さんのお話を伺って、幅広い業務経験や自律的にキャリアを切り拓くチャレンジングな姿勢に大いに刺激を受けました。しかしそれ以上に感銘を受けたのは、コミュニケーションの可能性をとことん信じる姿勢です。単なる情報発信に留まらず、「技術の裏側にある思いをストーリーとして届ける」「情報の先にいる人の心を動かし、行動へと繋げる」という情熱が、一つひとつの言葉から真っ直ぐに伝わってきました。
キャリアプラス制度を通じてジョインしてくださった丸谷さんとともに、これからDiscover Sonyを作っていくのが楽しみです!


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